満員電車・原則出社・日本の企業・求められるもの・忠誠心・我慢・礼儀

満員電車・原則出社・日本の企業・求められるもの・忠誠心・我慢・礼儀

海外の人たちと人事マネジメントの勉強会があった。そこで聞かれたのは、自分の国の企業で求めれる3つの代表する特徴は何?

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自分の国の企業で求めれる3つの代表する特徴は何?

私が日本代表として頭に浮かんだのは、忠誠心、我慢、礼儀の3つで、そう答えた。

緊急事態宣言解除から初めての週末を挟んだ最初の週、また多くの東京の小規模事業者を含む店舗の想定していた臨時休業の終わりの月初。東京の電車の混みようは、昨日まで新型コロナの影響で外出自粛が出されていたとは思えないような混みよう。

満員電車で通勤する事は、「忠誠心、我慢、礼儀」を示すのにちょうど適しているように思える。

決して、「能力、業績」と満員電車で通勤する事は関係しているように見えないが、それらは求められる事の、優先順位が低いのが日本の人事制度と結びついている。

組織の盛衰

日本の組織がなぜ衰退するのかという事は、ケーススタディーを通して堺太一さんの著書「組織の盛衰」で分かりやすく解説されています。

元通産省(現在の経済産業省)の官僚の著書だけに説得力があります。また1996年に発行されて本書ですが、その内容は錆びれる事なく現在の事象にも充分に参考になります。まさに目から鱗の内容が網羅されています。

自己犠牲評価と能力功績評価

終身雇用の閉鎖的労使慣行を持つ日本の組織は、自己犠牲評価に陥りやすい。官公庁での出世方法といわれる「休まず遅れず仕事せず」というのはましくそれである。「休まず遅れず」は自己犠牲の象徴、「仕事せず」は減点になるような危険性になるような危険性のある判断は避けた方がいい、という意味である。

つまりは、官公庁や日本の大企業での評価というのは、如何に自己犠牲をしめすのが重要な事である。それを私は忠誠心と我慢という言葉で表した。例えオフィスで仕事が集中できようが、満員電車で疲れようが関係ないのです。それは会社で求められている、またはその会社での出世や評価には一番いいアピール出来る機会として満員電車通勤は存続するのです。もちろん一部の現場でなければ仕事するとこができないような手に職を持った方々はこの限りではありません。

日本の官庁で一番出世するのは

日本の官庁で一番出世するのは、「問題が起こって解決したもの」、次は「問題が起きたが解決できなかった者」、最も損をするのは「問題が起きなかった者」という。担当する分野で問題が起これば、当然時間的にも心理的にも苦労するので、自己犠牲が大きい。ここで快刀乱麻のごとくではなく、ねばりつよく時間をかけて対応し、必ずそのつど上司同僚と連絡をとり、いっぽでも半歩でも解決に近づけば最上だ。

例えば、知り合いの会社でこんな事がありました。その担当は、1時間で解決出来るようなトラブルを2週間、3週間もかけて対応する。その為に、残業して疲れた様子で上司に相談する。一方で、それを1時間で処理する人がいます。元々は1時間で解決出来るような問題ですから、当然と言えば当然です。

もっとすごいのは、トラブルを防止する為に、事前に予防策をうっておく従業員もいました。しかしこのようなトラブルをすぐに解決するような従業員、トラブルを起こさないような対策をとったような従業員は評価されませんでした。如何に汗をかいて、自己犠牲を払って頑張った感を出した従業員が大きな組織の中ではおおよそ評価されるものなのです。

今読んでも、気づかされる事が多い堺太一さんの著書「組織の盛衰」

もしご興味のある方は、一読頂ければと思います。

参考文献

学歴が何故まだ企業で求められるか

これからは学歴など関係ない、何が出来るかやその人物が何をやってきて、どのような情熱を持っているかなどと言われいますが、官庁や大企業では、まだまだそのような事はないというのが2020年の今での実感です。

ある時、大工の友達からこんか質問を受けてハットした事があります。

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何で企業はいまだに学歴なん?

今、大工の親方と言えども、「フリーランス」に近い状態で、大手の企業が顧客へ営業活動を行い、受注してきます。

それを、それぞれの大工さんに下請けのような形で発注するのです。仕事を受けている大工さんは親方や社長ですが、今の社会の現状は、やすい利益または赤字で受注しているのが実情です。

大手の企業が多くのマージンを受け取り、ピンハネのような形で利益を得ます。しかし、受注後の面倒や顧客とのトラブルなど煩わしく、時間の要する仕事は大工さん請け負い、大手の企業に勤務する社員の付加価値や存在価値を疑問に思った友人は、そのように疑問を持ったのだと思います。

確かに学歴はもう関係なくなってきていると言っても、大企業に就職する為には学歴がいまだに優先されています。対して優秀でもない、しかも何の価値を生み出しているかわからないサラリーマンが多いのも事実です。

そんな素朴な疑問を考えるに、企業という組織では、理不尽な事がたくさんあります。だから我慢を強いられる事も多いのです。例えば、大学や大学院を出てしている人間というのは、先述した学問の為の学問をずっと我慢してやってきました、例えそれが何の役に立たない事で、馬鹿げた事を多い中、つまらない試験などに面白さを見出し、乗り越えてきたのです。企業などでは、そのように不合理な事がたくさん行われます。そのように我慢してきた履歴として学歴が評価されるというのが私の見解です。

社会に出て良い大学を卒業してと言われる人たちにあっても、千差万別です。能力がある事、仕事ができる事と学歴が関係ないことが分かります。

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この記事を書いた人

自由度の高い発信を求めて2019年11月よりFurublogを開設。雑誌や新聞で幅広く活躍中。鮮魚店配達、料理人、うどん打ち、電気工事士、デパートの早朝掃除、事業開発など様々な職種を経験。フランス留学、食文化、温泉、時事ネタなど独自の視点で発信。

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