Lille・EDHEC・ダブルディグリー・フランス初日
2017年8月16日、ようやく北フランスのLille駅に到着する。
仏、6月2日に美術館再開へ パリではコロナ依然警戒
5月29日付け日本経済新聞
6月2日から美術館や飲食店の再開を認めるとの嬉しいニュースが入ってきました。フランスの美術館は第一日曜日が無料ですから、2日に再開されれば7日の日曜日には皆待ちわびて美術・芸術を堪能するのが目に浮かびます。
「人間はパンだけで生きているのではない」とはよく言ったものです。
懐かしいフランスの留学生活。2018年にフランスに初めて到着した日を回想してみます。
【パリ=白石透冴】フランス政府は28日、3月に始めた新型コロナウイルス対策を緩め、6月2日から美術館や飲食店の再開を認めると発表した。重篤な患者数が減り続けているため。ただパリ首都圏は感染の絶対数が多く、飲食店のテラス席のみ再開を認めるなど別の対応をとる。韓国などでは感染の第2波が取り沙汰される中、慎重な経済再開となる。
フランス初日
ヨーロッパの大学は9月から始まり、5月で終わる。日本を出発したのはお盆休みの8月中旬、帰りはゴールデンウィークシーズンになる。
繁忙期の高いチケットを避ける為に、大阪の関西国際空港から中国の北京を経由して13時間、やっとのこと到着した。
1年近く生活するが、男一人。たくさんの荷物はいらない。ほとんど現地調達のつもりできた。
小さなラゲッジ2つだが、大きな荷物をひきずるのはしんどいので、早く新居のシェアハウスに入りたい。
鍵の受け渡しは数週間前からの予約制である。これまでたくさん来たヨーロッパ、なんでも会社がやってくれるビジネス出張と学生の身分で住むとでは、大きな時間。
鍵の受け渡しをする担当者はフランス語しか話さない。それなのに契約書にサインしろと言ってくる。
さて、なかなかWIFIが接続できずに苦労する。布団やハンガーが前の住人が残してくれていて、買わずに済んだ。
一緒にタクシーに同乗したリーシー。香港近郊に住んでおり、フランス語が話せてすごいなーっと思った。英語文学を勉強した後、4年ほど社会人として勤め、EDHECの門を叩いたらしい。
フランスの面白いところは、フランス語だけど英語でなんか通じる感じがする。似ているのである。
新生活の準備でショッピングモールと、束の間のリール観光し、これから暮すルーベを歩き回った1日。
最近何かと話題のルイ14世。そのルイ14世に敬意を表し建設された・・・リールにある凱旋門(Porte de Paris)
シェアハウスにようやく到着
まだ一人だけど、螺旋階段が3階まで続くシェアハウスの部屋。
その上に、部屋の中の階段を通って4階が自分の部屋。何回も登り降りしているせいか、やせた。
食事もまだ冷凍食品で、自分で作る気にはならない。
ゴミの捨て方が分からないのと、調味料がないから。
以前の住民が置いて行ったものが窓際に並べられていて、拝見するとバリカンや本、まだ使用していない服が置かれていた。
前の住人は女性が多かったようだ。
一人でポツンとリビングにいると、ちょこちょこと歩く可愛い小動物。。。。
そう、ネズミとの遭遇。
シェアハウスのリビングと、約10ヶ月分の荷物
フランス生活はいきなり洪水
ようやく入居してシャワーで一服と思ったところ、排水溝の角度が悪く、隣の洗面所から廊下まで水が流れ、床がべちょべちょになった。
なんとかタオルを敷いて、せき止めを作った。
また洗濯機を使用すると、排水管が詰まっていて、こちらも床が洪水状態となった。
これまで出張レベルでは数々の国を訪れ慣れてはいたが、実際に住むのと出張レベルでは全く異なるのに心底気づく。
日本との違いはまず水が硬水なのでミネラル分が多く、配管が詰まりやすいということと、日本の工事業者のレベルと客の要求レベルが高いためと思う。
その後も沢山のトラブルに遭遇し、この後で触れていくが、なんというか根本的な改善をしようとはせずに、最初はイライラしたが、おおらかな感じも受け、なんだが日本が窮屈すぎるような感じも受ける。
なんでもかんでも管理しようとする日本に戻りたくないような感覚も生まれてくるのである。
初日から水浸しのシャワールーム。見ての通り段差がないのと勾配がゆか側に傾いているので
水が溢れてくる。タオルでせき止めて使用する方法をフランス生活終了まで採用した。
こちらも洪水の洗濯機。フランスの洗濯機は2時間くらいかかり、服はボロボロに。なので下着やタオルなどは手洗いにした。
コメント