2020・白山登山(日帰り)・装備・別当出合発・御前峰・大汝峰・翠ヶ池

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2020・白山登山(日帰り)・装備・別当出合発・御前峰・大汝峰・翠ヶ池

石川県出身なのに白山に登った事がない

友人の哲学者から白山登ればという提案をもらったのがきっかけで、

2020年のシーズン最後となる10月14日登山を決行

いつもは拠点の神戸から前日にサンダーバードで小松入りし宿泊

GOTOキャンペーンで、2泊4000円で小松駅前のエアポート小松に宿泊できた

プラス地域共通クーポンを1000分頂く

小松駅前で使用できるのはセブンイレブンくらいしかなく、こちらで登山の食糧を調達する

登山の装備

一覧
グレゴリーの2リットルのリュック(いつもはランニングに使用)
Outdoorの裏起毛のアウター(早朝時のみ使用)
CW-Xの短パン(常時使用)
CW-Xの上半身長袖(常時使用)
Outdoorのトレッキングパンツ(常時使用)
モンベルのサポーテックカーフサポーター(昔でいう脚絆、初利用だが足が疲れない)
I-phone11 (写真と通信用)
(食糧)
自家製塩水のペットボトル2リットル(室堂で補給)
太巻1本
アンパン (ヤマザキの薄皮4個入り)
クロワッサン2個

コースとタイム

別当出合〜観光新道〜室堂〜御前峰(ごぜんみね)〜池めぐり〜翠ヶ池(みどりがいけ)〜大汝峰(おおなんじみね)〜室堂〜千蛇ヶ池(せんじゃがいけ)〜室堂〜砂防新道〜甚之助避難小屋〜別当出合

上り 5時間、 下り 3時間45分
6:30 別当出合出発 (行きは観光新道)
8:17 旧殿ヶ池避難小屋
9 : 06  黒ボコ岩
9 : 27  室堂
10 : 27 御前峰(ごぜんみね)
10: 59 翠ヶ池(みどりがいけ)
11: 39 大汝峰(おおなんじみね)
12:53 室堂
13:50 甚之助避難小屋
15: 15 別当出合

写真とコースの紹介

小松駅を出発したのが朝5時。グーグルマップでは約1時間30分かかるとの表示だったが道路に車が少ないために約1時間で到着。午前6時でもこの車の台数。

哲学者の友人が朝3時に起きて、送ってくれた。哲学者は運動不足なので山には登らない。

ここから少し登ったところに登山届を提出する小屋とトイレがある。

10月中旬の別当出合の朝は予想以上に寒く。すぐにアウターを羽織る。頂上へいくとこごえ死ぬのではないかという不安も過ぎったが、アウターをきていたのは太陽の顔を見るまでとなった。

別当出合のトイレからすぐに観光新道と砂防新道の別れ道が

多くの人が砂防新道を進み、観光新道にはほとんど人がいない

最初の登りが急な観光新道を選んだ

理由は、体力のある最初のうちに登り稼いどいて、あとでバテてきたら登りが少ない方がいいと思ったので

観光新道の最初の山道はこんな感じ。まだ日ができっておらず薄暗くて、寒い

遠くから他の登山者の鈴の音が微かに響いてくる

ようやくお日さんが顔を出してくれて暖かくなる。太陽の暖かさってすごいなーって感心する

都会のオフィスにいたらそんな事も感じないだろう

こんなに暖かくなって、全ての生物の源エネルギーを与えてくれている

観光新道の名所の一つ仙人窟(せんにんいわや)

ここまで別当出合から1時間45分くらいできた

毎朝、神戸で山を登っているせいか息も荒れずに登ってきている

この日は晴天にも恵まれて青空。

遠くに望むひらけてきた景色も美しい

旧殿ヶ池避難小屋に到着

ここで一休み

鈴の音を出していたご婦人と合流

なんでも100回以上も登頂したとの事

定年してから登る回数が増えて気づけば120回以上も白山に登頂

そんなことを話していると、登頂の定義を言ってくる人もいるとか

友達とくる時には、室堂まで帰ってくる事もあり、御前峰しか登らない時も、大汝峰にいくことを

回数はその人の登る糧

モチベーションみたいなものだから、登頂の定義とか言い出すのは無粋というものだろう

小屋でエネルギー補給

ホテルの朝食でもらったクロワッサンの袋がパンパンに

もう2000メートルくらいの高さにいるので気圧が低いのがわかる

避難小屋から見える山

これが頂上だと思って登っていたら

100回以上登ったご婦人から「あれは(馬のたてがみ)で最初の関門よ、頂上はあの山のまだ向こうよ」と言われる

大ベテランのご婦人は行きも帰りも観光新道を通るそうだ

多くの車があったがほとんど皆、砂防新道を通る

挨拶だけでも大変だ「おはようございます」の連呼である

また砂防新道は大きな石が多く、滑りやすい

帰りにその理由がわかる事になろうとは

馬のたてがみを超えるとすぐに黒ボコ岩に

ここまで別当出合から約2時間30分

ここで砂防新道と観光新道が合流する

黒ボコ岩を過ぎると名物の木道が待っており、平坦な道で楽ちん、楽ちん

この日は朝からヘリコプターの音が轟いていたが、室堂へくるし尿を運搬するヘリコプターだった

ちょうど室堂についた時にヘリコプターがし尿の入ったタンクを搬出するところで、5分ほど手前で止められる

作業の方に聞くとシーズンで3回くらい行われる作業との事

なかなか珍しいものをみさせて頂いた

室堂では無料で飲料水が利用できる

空になったペットボトルに水を補給

冷たくておいしすぎて1リットルを一気に飲み干す

お腹が冷えて、調子が悪く、ここから御前峰までペースダウン

冷えた水の一気飲みには気をつけましょう!

室堂ビジターセンターから頂上の御前峰まではすぐそこ

約30分で頂上へ

2700メートルの高地なので空気が薄い

そんなに早いペースで登ると息が荒れるので、長く吐いて吸ってしながら気をつけてのぼる

頂上の御前峰に到達すると白山の奥宮が待っている

白山ひめ神社は翌日に訪問する事になったが、全国の白山神社はここから派生しているというと灌漑深い

白山ひめ神社の本殿にいったら奥宮の方角はどちらか考えてみて欲しい

きっと新しい発見がありますよ

御前峰から室堂方面を見下ろす

ガスが出てきたようだ

まだまだ体力もあり、時間にも余裕がるので大汝峰まで向かう事にする

ここからが岩が多く、はっきりとした登山道がない道が続く

左手に見えるのがこれから向かう大汝峰

右手に見えるのが剣ヶ峰で(こちらは登山が禁止されているようだ)

そして御前峰の3つの峰を総称したものが白山と我々が読んでいる

知識ではすることができるがこのように現地にいってその山々にいってみて感じると

その山の呼び名に対する頭の中で描くイメージも至極はっきりと浮かび上がる

今、食べているものがどのように育ち、どのように加工されている人間がどのくらいいるのだろうか

今、住んでいる家がどのような方角で、設計されて、作られているのかを気にしている日本人がどのくらいいるのだろうか

御前峰からこのような岩場の道をすべり落ちるように降っていく

3人の大学生らしく若者が2時に寝て、4時に起きて白山まで登ってきたそうだ

「ヤッホー」と大声で叫ぶ

若者よ、元気が溢れているから叫べばいい

都会に戻ったら叫ぶ事も許されない社会だろう

なんと美しい

翠ヶ池(みどりがいけ)

英語表記の看板にはmidarigaikeと

みだりがいけ

みだらないけ?

それは間違いのようで、調べると(みどりがいけ)が正しい

多分、ここを訪れた多くの外国人がみだりがいけと思って、帰るんだろう

ローマ字でMidarigaikeと書かれた看板

この翠ヶ池(みどりがいけ)に心を奪われて多くの写真をとる事に

御前峰の登頂でピストンしてしまうと、この池をみることはできない

大汝峰の頂上へようやく

するとまさかの出会いが

えっ!

観光新道の避難小屋で出会った100回以上登頂したという強者のご婦人

大汝峰に登る人は少なく、頂上でばったりまた2人きりのツーショット

聞けばおんとし75歳だとか

ハクサンコザクラというなかなか見る事ができない花を追い求めているうちにこのような登山回数に

しかも大汝峰に到達したのが私より早い

年齢も関係ないですね

素敵な出会いでした

大汝峰の頂上から眺める御前峰(右)と剣ヶ峰(左)

そして言わずとしれた、空色した池

大汝峰から室堂をショートカットする道の途中にある千蛇ヶ池(せんじゃがいけ)の万年雪

帰りはベテランの言葉は知っていたけどあえて経験してみないとわからない砂防新道へ

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