コンフリクト(意見の相違)は、いつも負の感情から始まる。

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コンフリクト(意見の相違)は、いつも負の感情から始まる

 
未明のゴーンさんの会見は、負の感情をさらけ出すかのように、これまで溜まった鬱憤(うっぷん)を吐き出しているように見えた。
 

コンフリクト(意見の相違)は、いつも負の感情から始まる。

そして、人間というのは受け取った情報を捏造し、自分の育った文化や環境を基準として、いつも情報をジャッジしている。

私がフランスにいた時は、毎日のように「意見の相違」を感じていました。日本人に取っては理解し難い価値観に遭遇するのです。
あとで考えると、多様性のクラスメートから構成されたビジネススクールは、そのようないい意味であえて環境を作り出したのだと気づきました。

例えば、日本のデパートで買い物をした事があるヨーロッパ人なら、日本の店員の質の高さを感じます。例えば、店員の親切さだったり、礼儀正しさだったりと。

確かにフランスのショッピングモールで買い物した事のあるアジア人などは自国とのサービスの違いに大きなショックを受けます。デパートの店員の態度など無愛想で、自分が売っている範囲の商品にしか関心がない、やたら不機嫌でイライラして立っているように見えます。

これが、別の魚の福祉で述べた、ヨーロッパ人に取っては「労働は罪」というのがよく理解できます。

例えば、インド人のクラスメートがフランスのデパートにお母さんと銀の食器を買いに行きました。彼女は、お母さんにフランスのお土産とを思い、一緒にデパートに行ったのですが、店員に「銀の食器はありますか?」と聞いたら、Noだけ言われたそうです。

大きなショッピングモールですので、インド人や日本人の店員なら、「うちの店には置いてないが、あそこの店にいけば、あるよ」とにこやかに言ってくれるものですが。ただ「No」としか言わない。そういう店員の態度に彼女はショックを受けたそうです。

私もリールにある美術館のカフェでコーヒーを頼んで、一息つこうとしたら、今まで注文を受けていた定員が私の番になった時に、「今は店を閉めました」っていう。で、そこのカフェの椅子で寛いでいると、「今、店を開けた」っていう。まあ、そんないい加減なもんで、店を切り盛りしようとなんて思っていない。まあ、仕方なく雇われているから店番しているというオーラが醸し出されている。

やっとの思いでフランスから日本に帰国したころ、ショッピングセンターやらスーパマーケットをみて、なんて素晴らしい国だろうと感動しました。

日本にずっといると何も思いませんが、異国で不便な生活をすると、こんな素晴らしいサービス超有り難いなーっと思うわけです。

「禍福はあざなえる縄のごとし」と言いますが、長所と短所というのは別々のものでなく、常に表裏一体であるという事です。長所があって、短所があってと別々に存在していないという事に気づきます。

という事で、東洋と西洋に相違については、また別のでブログに書いて行きたいと思います。

ではでは….。

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