ヨーロッパ最大級のフリーマーケット・ブラッドリー(仏・リール)
フリーマーケットのフリーの英語は、Free(無料)でなく、Flea(蚤)の意味である。つまり、「蚤の市」。これは、「蚤が湧いたような古着が主に売られている」「人がどこからともなく、蚤のように湧いてくる」などの説があるが、語源は定かではない。写真をみてもらえれば、どちらの意味にも当てはまるのが理解できるであろう。
リールは北フランスに位置する約23万人が住む街。人口でいうとフランス第10位の都市。
そんなリールが街中、人で埋め尽くされるイベント、それがヨーロッパ最大級のフリーマーケット、ブラッドリー(Braderie)である。毎年、9月の第1週に開催され、ヨーロッパ全土から約200万の人たちが骨董やビンテージなどの掘り出し物を求めて押し寄せる。実に普段の人口の10倍以上の人たちがこの都市に集まることになる。
フランスの大学は9月に始まるので、留学生は学期が始まってすぐに、この景色に出会うことになるであろう。私の場合は、たまたまリール初日で乗った周遊バスの音声ガイドでこのイベントと知り、訪問することになった。
なんとかいい商品を見つけて値切りたいと思っていたので、Bon Marche (直訳すると「いい市場」、使う場面としては値切って欲しいとき)とフランス語の数字を20までお覚えて、値切りに挑戦した。ちょうど、いいベルトがあったので20UERを14EURにして貰った。
そのベルトは今でも通勤用に利用して、まだまだ丈夫なので、お買い得なお買い物(Bon Marche)をしたと思う。
9月ごろ北フランスやブリュッセルに寄られる際は、是非の楽しみの一つに。
Citadelle de Lille(リール要塞)の広場も骨董品をうる売買する人たちで埋めつくされる。
自転車の後ろにミキサーをつけて、人力でミキサーを回すエコスシテムに乗る筆者。このように環境に優しい取り組みをアピールする企業も多い。
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