夜の歓楽街「見回り隊」結成を検討 東京都・【何故を?考えない】

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夜の歓楽街「見回り隊」結成を検討 東京都【何故を?考えない日本人】

6月2日、「東京アラート」を発動した東京都は、夜の歓楽街での感染が増えていることを受け、対策として、警視庁と協力し、夜の歓楽街の「見回り隊」を結成することを検討しています。

とのニュースが入って来ました。この「東京アラート」っていうのはどうい事かよくわかりません、この「見回り隊」っていうのも法的根拠がよくわかりません。

何故を考えない日本人

大工の源さん

日本人な何故を考えない

地元・金沢の友人、大工の源さんと話していて、なるほど、鋭いところを見ているなと思いました。

例えば、中学生のころ、学校で飴を食べているのを見つかった時に、先生にえらい怒られたのを思い出します。または当時、柔道の部活で夏休みの練習中にポカリスエットを飲んでいるのを顧問に発見されて、草むしりさせられていた先輩の姿を見て、「ああ、ポカリスエットのむって悪い事なんだ」と思ったりしていました。

今、思うと怒られるような事か不思議でありませんが、当時はなんで?とは考えませんでした。

何でそれが悪いのかも説明できる先生もいません。気が付けば、権威が言っていた事をそのまま鵜呑みにする教育を受けて来た、そんな感じですか。

帰国して見て違和感

フランスに1年ほどいて、日本に帰国。久しぶりに六甲山のハイキングを楽しんだ。

日本の友人、温泉、自然に癒される。

しかし、ハイキングで異様な光景を目にした。中学生の遠足でちょうどランチどき、皆同じ服を来て、同じ時間に時間に先生の号令を待って食べ始める。

仲間から少し離れている子を見つけた、同級生の男の子が、「先生〜、〇〇君が離れて食べていまーす」。

離れていると言っても10メートルくらい距離、何で一緒に固まって同じ時間に食べ始めなければならないのか。

そこも何でとは考えない。そのようにお上が決めたからという思考で従う子供たちの姿があった。

そんな事を考えると東京で話のでた「見回り隊」というのはそんなものなのかなと。何の法的根拠もない、どういう目的、効果があるともわからない。いま起こっている問題も説明できないけど、周りの目を過度に気にするよで育てられた日本人にプレッシャーをかけて行動を制限する。

しかし、それで営業に支障を来たす事業者には、焼け石に水程度の補填で、対応してますという様な、顔をする。

義務教育は変革が必要

義務教育のはじまりの歴史は、1800年前後にイギリスを皮切りに起こった産業革命に遡る。農業社会から工業社会への変化に伴い求められる人材育成が急務とされた。

19世紀のイギリスの社会学者、アンドリュー・ウールは次ように分析しています。

「いったん成長期を過ぎてしまったら、農民の子でも職人の子でも、優秀な工場労働者に仕立て るのは不可能である。若者を、あらかじめ産業制度用に育てられれば、あとの仕込の手間が大幅 に省ける。すなわち公共教育こそ、産業社会には不可欠である」

食べ物でも、音楽でも、従順さでも、多感な時期の受けた影響と言うのは多大です。例えば、小さい頃から酒といえばチリの銀鮭を食べてきた人たちにとっては、その脂身や色が本物の鮭として美味しく感じられ、北海道の秋鮭を食べても、脂身が少ないとスーパマーケットにクレームをいれる程です。

アメリカの未来学者であるアルビン・トフラーはもう一歩踏み込んで分析しています。

「公共教育である義務教育は、読み書き、算数、歴史を基本として教えますが、それは「表のカリキュラム」である。その裏には、もっと大事な裏のカリキュラムが隠されている」と言う。トフラーの分析、裏のカリキュラムの主な3つ

  1. 時間を守る事
  2. 命令に従 順な事
  3. 反復作業を嫌がらない 事

以上の3つは、今でも産業主導の国では守られている。この3つが、流れ作業を前提とした工場労働者に求められて いる資質だ」 とトフラーは説く。

時代は変わり、いつでも、どこでもインターネットやスマホで情報収集できるようになった。いつでも、どこでも仕事ができるようになり、東京で暮らし満員電車でオフィスに通勤する意義が薄れてきた。そして、工場労働者主体のリソースの供給から、時代のスピードに対応できるような、自分で考え行動できるような人間必要な時代に変わりつつある今、義務教育制度自体が取り残されている。

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