フランス長屋生活【シェアハウスで学ぶ文化の違い】
2017年8月16日、ようやく北フランスのRoubaix(ルーベ)に到着する。
ヨーロッパの大学は9月から始まり、5月で終わる。ちょうど日本をたつ頃は夏休みシーズン、帰りはゴールデンウィークシーズン。
繁忙期の高いチケットを避ける為に、大阪の関西国際空港から中国の北京を経由して13時間、やっとのこと到着した。
1年近く生活するが、男一人。たくさんの荷物はいらない。ほとんど現地調達のつもりできた。
小さなラゲッジ2つだが、早く新居のシェアハウスに入りたい。
鍵の受け渡しは数週間前からの予約制である。これまでたくさん来たヨーロッパ、なんでも会社がやってくれるビジネス出張と学生の身分で住むとでは、大きな時間。
鍵の受け渡しをする担当者はフランス語しか話さない。それなのに契約書にサインしろと言ってくる。
さて、なかなかWIFIが接続できずに苦労する。布団やハンガーが前の住人が残してくれていて、買わずに済んだ。
一緒にタクシーに同乗したリーシー。香港近郊に住んでおり、フランス語が話せてすごいなーっと思った。英語文学を勉強した後、4年ほど社会人として勤め、EDHECの門を叩いたらしい。
フランスの面白いところは、フランス語だけど英語でなんか通じる感じがする。似ているのである。
新生活の準備でショッピングモールと、束の間のリール観光し、これから暮すルーベを歩き回った1日。
シェアハウス1日目
まだ一人だけど、螺旋階段が3階まで続くシェアハウスの部屋。
その上に、部屋の中の階段を通って4階が自分の部屋。何回も登り降りしているせいか、やせた。
食事もまだ冷凍食品で、自分で作る気にはならない。
ゴミの捨て方が分からないのと、調味料がないから。
以前の住民が置いて行ったものが窓際に並べられていて、拝見するとバリカンや本、まだ使用していない服が置かれていた。
前の住人は女性が多かったようだ。
一人でポツンとリビングにいると、ちょこちょこと歩く可愛い小動物。。。。
そう、ネズミとの遭遇。
フランス生活はいきなり洪水
ようやく入居してシャワーで一服と思ったところ、排水溝の角度が悪く、隣の洗面所から廊下まで水が流れ、床がべちょべちょになった。
なんとかタオルを敷いて、せき止めを作った。
また洗濯機を使用すると、排水管が詰まっていて、こちらも床が洪水状態となった。
これまで出張レベルでは数々の国を訪れ慣れてはいたが、実際に住むのと出張レベルでは全く異なるのに心底気づく。
日本との違いはまず水が硬水なのでミネラル分が多く、配管が詰まりやすいということと、日本の工事業者のレベルと客の要求レベルが高いためと思う。
その後も沢山のトラブルに遭遇し、この後で触れていくが、なんというか根本的な改善をしようとはせずに、最初はイライラしたが、おおらかな感じも受け、なんだが日本が窮屈すぎるような感じも受ける。
なんでもかんでも管理しようとする日本に戻りたくないような感覚も生まれてくるのである。
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