フランスでのお医者さんの話(Zonaって何や?)
Zonaって何や?
フランスの皮膚科にきている。ここまで来るまでにすったもんだあって、ようやく医師の診断。
医者から、そう間違いない、これはZonaだといわれても何の事かわからない。フランスの病院は予約性で、インターナショナルスチューデントオフィスのセリンが家の近くで英語を話せる医者を急遽予約してくれた。
前日には、湿疹が顔まで広まったのをみて、これは医者に行かないとヤバイという事で、自分で医者に行った。1週間前から症状が下腹部周辺に広がり、恥ずかしいので患部を写真に取り、薬局で塗り薬と消毒薬をもらったが、一向に治る余地がなく、もう医者にいく事にした。
フランスの病院は敷居が高いんだよーっと思うが、もうしょうがない。
最初の病院はグーグル検索して、近くの皮膚科。受付に中年の女性がいて、全く英語を話せず、ドクターが英語を話せるのでしならく待つように言われて10分くらい待つ。
待っている間にグーグル翻訳機で、フランス語の翻訳を見せると、予約のない人は受付できないから、電話してくれと言われるが、引き下がることが出来ずにに居座る。当時はそんなフランス事情も知らないから、まあ迷惑は患者だっただろう。
待っていると女医がきて、予約票を書いてくれとのことだが、日本人だと伝えると急に態度がわかり、その場で3日後で予約してくれた。なんかわからないけど、日本人には優しい印象がある。これは日頃からの日本人の方々の良き行動のお陰と感謝する。
しかしながら、家に帰ってもどんどん湿疹が広がるスピードが早くなり、一刻も早く適切な治療をしたいとの思いが強まるのである。
これまでの人生で、こんな病気にかかったことはない。慣れない生活であることと、清潔な環境を保ってない為かと思い、なんどもシャワーで患部を綺麗したりシーツを洗ったり試みるが、いっこうによくなる気配を見せない。
試験勉強や論文の準備でかなりストレスのある環境ではあるし、冬場で寒く免疫が落ちているのだろうかと思われる。ストレスコントロールの手段であるバスタブにゆっくり浸れないのが、この冬場にきて、影響しているのかと思ったり。
優しい女医に予約してもらったが、さすがに3日もかかる予約。待っているとさらに湿疹が広がり、顔にまで広がってきている。
いつも助けてくれているセリンにメールと電話をして、病院を探してくれないかとお願いした。さすがは女神セリン、急遽皮膚科を当日予約してくれて、前に予約して皮膚科のキャンセルもやってくれた。
予約した皮膚科のキャンセルもきちんとして貰えるか心配したが、私が皮膚科の診断報告を受けるまではキャンセルしないと、じっと待ってくれていた。まるで三国志の趙雲のごとく、敵に弓が当たる最適距離まで引きつけて待つような、どっしりとした腰の落ち着きようである。
皮膚科の先生は、50代くらいのヒゲの生やした紳士である。下腹部の湿疹を見るなり、これはZonaだという。その理由としては、左下半身にしか湿疹が出ていないこと。これは体の左右どちらかの神経に沿って出てくる。そして、チクチクとした痛みがあること。
原因としては考えるのは、ストレスによる疲労とビタミン不足。フランスにきてから5キロも太ったにと思いつつ、まあ、確かに疲れているのはわかるような気がした。美味しいフランス料理をたくさん食べろと笑いながら言ってくる。
Zona(フランス語)っていうのは帯状疱疹のことである。水疱瘡は幼少の頃にかかるが、治った後も、その水疱瘡菌は誰しも関節に潜んでおり、免疫が落ちると神経を通して発症するのだ。免疫力と病原菌の戦い。
ただ一つ問題があると医者がいう。「薬は非常に高いが大丈夫か」という。そう、こちらは日本の保険会社が全てカバーするので心配するなと。ただし、診断書を書いてくれとお願いする。
ビタミンC、ビタミンD(またはE)と抗菌薬の処方箋を書いてもらい、薬局へ向かう。フランスでは、医薬分業がはっきりと進んでいる。
という事で、海外ではこれまでなった事のない病気になることがあるので、保険はしっかりとした日本の保険会社がおすすめです。
9割以上の方が留学保険に加入留学保険ならAIG損保
コメント