生駒山地の稜線から昇る春の朝日
2026年3月11日。
菊水山山頂の気温は 0度。
澄んだ空気の中で迎える朝は、やはり格別です。
冬の間、太陽は
大和葛城山 と
金剛山 の間から昇っていました。
しかし3月になると、その位置は北へ移動し、
今日は 生駒山地 の稜線から昇る日の出となりました。
山に通っていると、こうした太陽の移動から
季節の移ろいをはっきりと感じることができます。
桃色に染まる空と、薄い雲に挟まれた朝日。
まさに芸術そのものの光景でした。
新しき今日の太陽は
新しき私の生命である
山頂で体操をしながら、今日も静かに朝を迎えます。
ヤマドリの目撃情報
昨日お話ししたヤマドリのことですが、
山頂で何人かの方に聞いてみると、やはり目撃情報は多いようです。
六甲山系では珍しい存在ではなく、
静かな森の中で時折その姿を見ることができるようです。
山を歩いていると、こうした小さな発見があるのも楽しみの一つです。
「神戸アルプス」と呼ばれた山
六甲山系には、かつて
**「神戸アルプス」**という呼び名がありました。
これは現在の
六甲全山縦走路
の原型とも言われる山道です。
大正から昭和初期にかけて、
この山域で活躍したのが
加藤文太郎
通称「不死身の文太」です。
当時、このルートを一日で歩き通すことができたのは
ごく一部の屈強な登山家だけでした。
現在のように登山道は整備されておらず、
案内標識もほとんどありません。
急な登りと下りを繰り返す山並みは、
まるで小さなアルプスのようだったといいます。
そこで登山家たちは、
親しみと憧れを込めてこの山域を
**「神戸アルプス」**と呼びました。
しかし戦後、登山道が整備され、
「六甲全山縦走路」という名称が広く定着すると、
この呼び名は次第に表舞台から姿を消し、
今では歴史の中の言葉となっています。
山頂での朝の時間
天高く
呼吸整えて
春を待つ
不動の心
照らし出す
山の朝
今日もまた、
素晴らしい一日の始まりです。


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