菊水山や烏原貯水池、夢野・立江寺周辺から東南東を眺めると、空気が澄んだ日には大阪湾の向こうに金剛山地の稜線が見えることがあります。
遠くに見えるあの山並みは何なのか。
写真や地図で照合すると、左に大和葛城山、右に金剛山が並んでいることが分かります。そして、その2つの山の間に低く落ち込んで見える部分が水越峠です。
神戸の山から、奈良・大阪府県境の山並みまで見える。
これも、六甲山系から眺める風景の面白さのひとつです。
立江寺・ひよどり道側から見た金剛山地の遠景

菊水山・烏原貯水池方面から見える金剛山地
今回、金剛山地の稜線を確認したのは、烏原貯水池からひよどり道を歩き、夢野方面へ抜ける途中でした。
ひよどり道沿いにある立江寺の案内標に従って歩くと、立江寺の周辺から神戸市街地を一望できます。
さらに、立江寺のひよどり道側から東南東を眺めると、遠くに大和葛城山と金剛山の稜線がきれいに見えました。
菊水山山頂だけでなく、烏原貯水池周辺、ひよどり道、夢野の高台などからも、条件がよければ金剛山地を確認できます。
立江寺(ひよどり道側)から見た神戸市街地と遠景

左が大和葛城山、右が金剛山
神戸・菊水山方面から東南東を見る場合、金剛山地は次のように見えます。
左側に見えるのが大和葛城山。
右側に見える、より高くどっしりした山が金剛山。
その間の低く落ち込んだ部分が水越峠です。
大和葛城山は金剛山の北側にあり、金剛山はその南側にあります。神戸側から東南東を向いて眺めると、北寄りの大和葛城山が左、南寄りの金剛山が右に見える位置関係になります。
山名ラベル入りの遠景写真

見えやすい季節と時間帯
金剛山地が見えやすいのは、冬場や雨上がりの翌朝など、空気が澄んでいる日です。
夏場は湿気や霞の影響で、山並みが見えても輪郭がぼんやりしやすくなります。反対に、冬の朝は空気が澄み、遠くの稜線までくっきり見えることがあります。
菊水山や烏原貯水池周辺を歩くなら、朝の時間帯が特におすすめです。
冬の朝、または澄んだ日の遠景写真(菊水山山頂から)

冬の朝日は金剛山地の方向から昇る
12月から2月ごろにかけて、菊水山方面から見る朝日は、金剛山地の方向に近い位置から昇る時期があります。
大和葛城山、金剛山、水越峠の位置関係を知っておくと、日の出の位置を読む楽しみも増えます。
神戸の山から見る朝日は、単に太陽が昇るだけではありません。
どの山のあたりから昇るのか、どの稜線の向こうから光が差すのかを意識すると、同じ景色でも見え方が変わってきます。
菊水山からみた冬の朝日

神戸の山から遠くの山並みを見る面白さ
神戸の山に立つと、足元には市街地、その先に大阪湾、さらに奥には大阪・奈良府県境の山並みが見えます。
近くの山を歩いているつもりが、視線は遠く金剛山地まで届いている。
菊水山、烏原貯水池、ひよどり道、立江寺。
このあたりを歩くと、神戸の山、街、海、遠くの山並みが一つの風景の中でつながっていることを実感できます。
東南東の空に目を向けてみると、左に大和葛城山、右に金剛山、その間に水越峠が見えるかもしれません。
神戸の山歩きは、足元の道だけでなく、遠くの稜線を読む楽しみもあります。
金剛山地遠景写真(2026年5月撮影)

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菊水山の歴史と現地踏査の全体像は、こちらにまとめています。



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