ヨーロッパからコロナ帰国・PCR検査・ホテル代・手順・体験談・Part.2

目次

世界的なコロナ規制のさなかヨーロッパから日本に移動してみた

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Part1を読まれた方は「はじめに」を飛ばしてくださいね。ここからは実際の移動や日本の空港についた後の体験談に基づいた手順です。

はじめに

もちろん移動することが一番の目的ではなく、本来の目的は、日本に残した家族サポートやその他リモートではどうしても限界があったための帰国です。現地の仕事も緊急事態も少し落ち着きを見せ始めたので、悩みましたが思い切って移動しました。

あくまで今後再び起こるかもしれない有事の際の参考のためなので、私個人の体験から皆様の追体験を促し自分ならこうする、ああすると妄想する手助けになれば幸いです。また、帰国に悩んでいる人の重要な情報源になると幸いです。興味があれば最後までお付き合いください。

 何よりもまず申し上げたいのは、空港などいわゆる水際で働いている方、我々を適切に対応くださった方には本当に感謝しました。暑い中、戸惑う我々を笑顔で対応、重い荷物を代わりに丁寧に運搬、我々の不便のないように様々な気遣い、こういった現場の努力はこちらの不安を一掃してくれました。私たちの見えないところでもいろいろ動いてくださった方々含めて、大変感謝申し上げます。

2. 予約したもの

  • タクシー(現地自宅→空港)
  • 飛行機
  • 国内自主隔離用ホテル

  たった3つなのですが、ここに至るまでは長い道のりでした。

3.日本到着までの流れ(その内容や様子)

3-1.自宅→空港: ハイヤー移動 

 ハイヤーは日本人ドライバーの方にお願いしました。リーズナブルであったのと、最近の他の日本人の往来の様子も知りたかった事情もありました。車内ではマスク着用です。エアコンの調子が悪いので窓開けていいよ、と言われましたが暑くはなかったので開けませんでした。今思うと、おそらく換気の必要性もあったのだろうと思います。運転手さんの優しさでダイレクトには言わなかったのだと思い、ちょっと反省。

3-2.空港到着

本当に人がいないです。 乗客よりスタッフが多い感じ。チェックインカウンタの目の前で下ろしていただいたので周辺はあまり見て回っていません。

 チェックインカウンタ:1レーンだけ開いていて、一つ置きにスタッフがいて対応。いつもは自動のDrop-inを利用しますが、今はクローズですべてスタッフ対応です。

コロナ帰国
いつもの行列がないカウンター

3-3.身体検査

パスポートコントロール:長蛇の列が皆無。前に2,3名いるだけで1.5mの距離を保って列に並びます。私は水を持って行っていたのですが、申告すると”No problem”。多分この時期の渡航は、長期滞在など限られた人しか移動できないのである意味信用があるのだろう。パスポートコントロールでは、いつもの笑顔で目的と住所を聞かれた。その際、滞在許可証の提示を求められました。

 空港内:店はほぼ閉まっている。数えられるくらいの店がオープン。マクドナルド、一部のカフェやお土産屋さん。いつも立ち寄るお土産屋さんは空いていてちょっと一息。待合場所では、十分な距離が保てるようシートの大半にテープが張られて着席できるように工夫

空港のマクドナルド

3-4.機内・サービス

搭乗時は距離を保って整列し、軽くパスポートチェックと搭乗券も自分でスキャン。乗客はパッと見て70-80名くらい.。機内着席は最低一席開けて着席。ただほとんど空席なのでシートベルトサインが消灯した時点で、各々が席を移動。結果的につながるシート全体を一人で占有する状態になりました。横になれたのは本当に助かりました。サービスは基本的は食事と書類の提供。食事は簡素化されてますが、ここは航空各社で違うと思われるため割愛。書類は2つ。税関申告書(いつもの分)と検疫からの質問票が配布されました。

 質問表の内容

  1.            流行地域への滞在有無
  2.            氏名、国籍、パスポート番号、性別、生年月日、到着月日、便名・座席
  3.            日本での連絡先、住所、滞在期間、滞在先(自宅/その他)と移動手段(公共交通機関不使用)の申告
  4.            現在の健康状態
  5.            LINEアプリを活用した健康確認への同意申告

 

※但し書きとして、虚偽の申告をした場合、検疫法第36条の規定で罰せられる可能性がある旨の記載あり(6か月以下の懲役または50万円以下の罰金)。

その他:機内ではキャビンアテンダント(CA)・乗客ともにマスク着用。CAさんに日本人スタッフなし。事前の航空会社からの連絡で、マスク不携帯の場合、搭乗が拒否されるとありました。

 食事では軽食が事前に座席に置いてありましたが、個人的に気になったのはサンドイッチとみかん。うっかりアルコール消毒を預けてしまっていたので、いろいろ触った手を消毒できず、自分の判断でこれらは食べませんでした。もしかするとキャビンアテンダントさんに頼めば貰えたかもしれません。(これらは持ち帰ってホテルでおいしくいただきました。)

3-5.到着後

すぐに降りられません。だいたい15-20分(もっとかも)ほど待ちます。

 検疫の方がフル装備(フェイスマスク、ガウン、手袋)で来られて、機内アナウンス・必要な人への書類の再配布・一周して機内の確認。おそらく、明らかに体調悪そうな人とか、そのあとの誘導の計画のため人数等を把握していたと思われます。

 誘導の順番としては、団体(主に外国人)→ビジネスクラス→エコノミー家族連れ→ホテル泊予定者→自宅待機予定者の順(自己申告)。

 あとでわかりましたが、ホテル泊と申告すると、検査結果の優先順位が下がります。結果発表が次の日になり、その一泊分の費用負担は無しです。

検査(サンプル採取):採取の現場で混みあわないように、空港内通路に一定の間隔で配置された椅子で待機(30分ほど)。その間に、健康カードの配布と記入。 

健康カードの内容

  •            ・検疫所からのお知らせ
  •            ・滞在期間と滞在先の記入

 スタッフが来られて、記載内容の確認。さらに少し待って、いつもの顔認証等の入国審査の場所へ数人単位で移動。いつもはサーモグラフィで体温チェックするところは閉鎖され、その左脇にある検査室のようなところの前で着席待機。その間に、光学式体温計で額チェックと14日間の滞在予定を改めて確認。

 検査室では2名の検査員がフル装備で一人一人対応。採取自体はすぐで終了。この時点で降りてから1時間くらい経過してしました。

 終了後、健康カードなど提出し、採取終了を示す小さな赤紙が配布。そして、ホテル待機者全員が終わるまで待機(20分くらい)。その間に、ホテルの部屋割りや説明書類が配布。

3-6.入国審査:顔認証とスタンプ押印。

いつもは顔認証で済みますが、パスポートへの押印もありました。理由はわかりませんが、多分何かあったときに必要なのだとおもいます。

3-7.バゲッジクレーム・税関

ここはいつもどおり。

3-8.ホテルへ移動

全員で準備されたバスへ移動。荷物はトランク預け、間隔をあけて着席。バス内はシートをビニールでカバーし、なぜか窓および前方のドライバーと乗客の間も暗幕でカバー。スタッフはフル装備。歩いて5分ほどの距離をバスで15分ほどかけて移動。

3-9.ホテル着

ホテル裏手(少なくとも正面入口とは異なる)に到着後、一人ずつ降車。全ての乗客の荷物はスタッフによりホテル内まで運ばれていて(感謝!)、自分の荷物を取り一人ずつエレベーターにのって部屋へ誘導。オートロックの部屋の鍵は渡されず、検査結果が出るまでは部屋内で待機。移動疲れと時差ボケで全く問題なしです。ただ、改めて隔離中の身であることを実感しました。

3-10.ホテル滞在:

説明書と改めて検査結果後の行動についてアンケートがあり、記載。食事は三食付き(感謝!)。各部屋の前に椅子が配置され、そこにお弁当が置かれます。チャイムのお知らせ3分後に自分で回収するよう指示がありました。これらは全く問題なしです。余談ですが、欧州現地では配達物が自宅扉の地面(慣れてくるとアパートのメインエントランスの扉前の地面)に放置されることを経験済みなので、むしろ椅子がある時点で日本人の心配りに感動しました。

 ここでふと気づいたけど、禁煙しか選択肢がないです。途中でも喫煙するタイミングは無かったと思うので、外出も禁止されるとスモーカーにはキツいだろうなと、元スモーカーとしては思いました。

3-11. 検査結果発表:

翌日9時に内線で連絡。一人ひとりに伝え部屋から誘導するためか、私の場合20分ほど過ぎてから連絡がありました(ちょっと陽性を疑って焦ってました)。無事陰性。陰性証明書を受け取り、そして誘導通りエレベータで降り、矢印に従って進んでおおきな衝立から出ると、ちょうどホテルのフロントに出ます。ここでようやく普通の風景になり、少し自由な空気を感じました。ここから公共交通機関は使えませんが、各自で次のホテルへ移動できます。

コロナ帰国
PCR検査の結果証明書

4.日本への移動を終えて

 基本的には、事前に想定していた通り進み、個人的にはほぼストレスフリー、安心・安全に移動ができました。良い意味で想定外だったのが、すごく帰国者のことを考えて、笑顔で対応していただいた空港での皆様の対応でした。改めて感謝の念が絶えません。数えてはいませんが、私たちが見えないところで働いている方も想像すると、乗客の数以上のかたが働いてくれたと思います。特にこの季節は蒸し暑いところ、フル装備であったり、各ポイントで待機したり誘導したり重たい荷物を運んだりと、何といっても自分が感染するかもしれない最前線にいるというのは、肉体的・精神的疲労は私には計り知れないところです。直接はなかなかお礼が言えませんでしたが、ここで感謝させていただきたいと思います。

 一方で、移動中に見た現実は、実態経済が本当に止まっているということでした。特にオンラインではない、オフラインでのサービスがメインの事業(飲食店やその場での感動が重要なエンタメなど)は、大変という簡単な言葉では表現できない状況だと感じました。こういった状況を体感し、自分にできることが何なのかをこれから日々考え小さなことから実行できたらと、強く思った次第です。

無人の国際線チェックインカウンタ
人気のない空港のレストラン街
電車を待つ乗客がまばらな空港の駅

 また出国の報告いただけるということだが、また落ち着いたら掲載するとしよう

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • はじめまして、現在ヨーロッパに住んでいますが、7月末にビザの期限切れ(延長不可)で日本に帰ることになりました。そのため、こちらのブログの記事は、とても参考になりました。ありがとうございます。私も関西空港経由で帰る予定なので、現在帰国者を受け入れてくれるホテルや送迎について調べているところです。成田の情報は少し見つかるのですが、関空は調べてもなかなか見つかりません。CPR検査後の記事(ホテルの情報や移動方法など)も、とても楽しみにしております。

    • コメントありがとうございます。ちょうどこの筆者は、今日、2週間のホテルでの自主隔離を終えたところです。ご要望の情報をお届け出来たらと思います。

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