六甲山ハイキング・蜂?でかいハエ?付きまとってくる正体は?その違い。
夏場にハイキングしていると、ブーン、ブーンと付きまとってくるハエ?それとも蜂?
急な登り坂、歩く速度も遅く、ずっとまとわりついてくる
たまに、足首や肩口に止まって見ると、手をすりすりすり合わせてハエのように見える
Tシャツは汗びっしょり、塩分とミネラル分を求めて近寄ってきていると思うと、舐めているようでチックと噛むようだ
右手には山道で拾った杖を持っている
周辺をとびわまり隙あらば近づいてきて、舐めるか噛むかするその虫を杖で振り払おうとするが当たらない
誰もいない独りの山道
恐れなくてもいいことを恐れ出すと肩に力が入り、杖が空をきる
ハチのようなハエ、恐れずに力を抜いて杖を振り下ろすとヒットした
アブはハエの仲間、ハチはアリの仲間
家に帰ってその正体を調べて見ると、ハエでもハチでもなく「ウシアブ」だった。
似ているようで、その違いを大きなククリでみて見ると、アブはハエの仲間、ハチはアリの仲間です。確かに物体にとまった時によく見ると、手をすりすりする動作はハエのようです。アブはハエの仲間だったのでした。
アブがハチに似ているのは、天敵から身を守るための擬態とも言われています。杖を振り下ろす時も、ハチを刺激すまいかと恐る心が芽生えたのもその擬態にひっかかっていたのであります。
アブ(虻)とハチ(蜂)の違い
アブとハチをそれぞれ比較しながら、その違いを表に纏めます。
アブ | ハチ | |
活動時期 | 6〜9月 | 5〜11月 |
毒針の有無 | なし | あり |
攻撃性 | 口で咬む・吸血する | 毒針で刺す |
体の特徴 | 体にくびれがないハエのような形 | アリのように頭と胸と腹の間がくびれている |
ホバリング | しない。直線的に素早く飛行。 | する。曲線的にゆっくり飛ぶ事も。 時々静止(ホバリング)状態 |
羽の数 | 2枚 | 2対4枚 |
ウシアブだった
そうなのでした。あのブーン、ブーンとまとわりつくハエのような、ハチのような虫はアブなのでした。アブの中でも人の血を吸うのはごく一部の種類なのですが、写真と杖で成仏させてしまったアブを照らし合わせると「ウシアブ」でした。
体にピタッととまり、汗を舐めていると思いきや、チクッと噛みつきます。口器(こうき)の大顎と小顎で皮膚を咬みちぎり、そこから血を吸います。
蚊と同じですが、吸血するのはメスのみです。理由は産卵前に栄養摂取が必要のためです。動物の血液を卵の栄養源とする為にウシやブタなので家畜に近づいてきます。名前の由来はウシの血を吸うアブという事で「ウシアブ」となったようです。
六甲山のこのハイキングコースの近くには、動物は少ないですから人に噛みつくのでしょう。
ここ数日は牛歩のように遅く歩く筆者の血を求めて近寄ってきたのでしょう。
アブに咬まれないようにするには
ウシアブに噛まれないようにするには、心を無にして肩の力を抜き、杖を振り下ろす事で退治できますが、剣の腕に自信がない方には虫除けスプレーやハッカー油なども有効です。
または、半袖や半ズボンを避けて、ウシアブが狙ってくる腕や足首を露出しない事も有効な手段ではあります
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