神社のキジトラ三兄弟の記録
神戸の町の中で、ずっと気になっている風景があります。
それは、湊川神社の背後。
五本の定規筋が入った格式ある築地塀の上に、キジトラ猫が並んで座る姿です。
左右に分かれて瓦の上に座るその姿は、まるで狛犬のようでした。
私はいつしか、この猫たちを**「狛猫」**と呼ぶようになりました。
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湊川神社の背後にある、静かな別世界
湊川神社といえば、楠木正成公を祀る格式ある神社として知られています。
多くの参拝客が行き交う表側に対して、背後には静かな空気が流れています。
そこにあるのが、五本の定規筋が入った築地塀。
瓦には、楠木家の家紋である菊水紋。
そして、その上に現れるキジトラ猫。
塀の向こうには大きな楠の森が広がっています。
普段は入ることのできない神域です。
猫たちは、その神域を背にしながら、今日も瓦の上で人を待っています。
最初は三兄弟だった
最初にこの猫たちを見たとき、そこには三匹いました。
キジトラの兄弟です。
餌をくれる人の気配を感じると、互いに頭をぶつけ合うようにして喜ぶ。
その仕草は愛嬌がありながら、どこか神社の風景に溶け込んでいました。
ただ可愛いだけではなく、
この場所にずっと前からいた存在のように見えたのです。
▶ 三兄弟の記録動画はこちら
今は一匹だけになった
時間が流れ、
三匹いた兄弟は二匹になり、
そして今は一匹だけになりました。
神社の背後を通るたびに、
瓦の上にその姿が見えると少し安心します。
ずっと同じ場所にいるようで、
実際には少しずつ風景は変わっていく。
猫を見ているつもりで、
本当は時間の流れそのものを見ているのかもしれません。
毎朝、菊水山を下りたあとに会う猫
私は毎朝、菊水山に登っています。
神戸アルプスの朝日を見て、体操をして、山を下ります。
その帰り道に、湊川神社の背後を通る。
すると、築地塀の上にキジトラ猫がいる。
この流れが、今の日課です。
山の朝と、神社の猫。
どちらも派手ではありません。
けれど、毎日見ていると、その静かな繰り返しの中に小さな発見があります。
この猫は、神戸の「日常の記録」でもある
神戸には有名な観光地がたくさんあります。
けれど私が残したいのは、そういう派手な風景だけではありません。
- 毎朝の菊水山
- 湊川神社の築地塀
- 瓦の上のキジトラ猫
- 東山商店街の魚屋
こうした、神戸の日常の断片です。
この猫も、その一つです。
誰かにとっては何でもない風景かもしれません。
けれど、記録し続けることで、町の時間は少しずつ形になります。
動画で見る「神社のキジトラ猫」
このブログで書いた猫たちの姿は、YouTubeでも記録しています。
写真だけでは伝わらない仕草や空気感は、動画の方が分かりやすいと思います。
▶ ショート動画はこちら
▶ 三兄弟のロング動画はこちら
まとめ
湊川神社の背後、築地塀の上に現れるキジトラ猫。
左右に並ぶその姿は、まるで狛犬のようでした。
最初は三兄弟。
今は一匹。
神社の時間、猫の時間、人の時間。
それらが静かに重なって、この風景ができています。
これからも、神戸のこうした小さな風景を記録していこうと思います。


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