フランスの長屋生活【クレープパーティ・バレンタイン】
最近、日本でも義理チョコというのがなくなって良かったなーと思う。
で、会社なんかでバレンタインデーの様子を見ていると女性同士がチョコレートを交換していて、おじさまに配る義理チョコなんかより見ていて微笑ましい。
会社のエレベーターであった保険の外交員の方からチョコをもらったのが唯一のチョコレートで、勧誘されちゃったけど。ビジネスのツールとしてバレンタインは丁度いい塩梅といったところでしょう。
フランスでは、愛する日と過ごす日、バレンタインデー。男性から女性に贈り物をし、女性は基本的に何もしないで良い日。
Paulでもハート型を形どったケーキが多く並ぶ。
バレンタイデーの思い出は、クラスメートのニーナとマチルダが、クレープパーティーに誘ってくれた事。
キッチンが広いというので、シェアハウスでニーナが準備してきた生地を焼いてパーティーを開いた。
若い子たちは、「クレパ」といって、なんの事かと思っていたらクレープパーティーの略とようやくわかった。
クレープは、本当は2月2日に食べるの。「ラ・シャンドルール 」といって、カトリックの儀式で、冬の厳しさと春への期待という丁度移り変わりにみんなでクレープを食べるの。
ヘェ〜面白いね!
今日は2月14日、バレンタインデーでクレパの日とは違うんだけで、私たち若いから、そんな事気にせずにクレパ楽しんじゃおう
ということで、元々はキリスト教の由緒正しき儀式で、来たる春を喜び、古い小麦粉をなるべくこの日に使い切り、新しい小麦を招き呼び寄せる儀式のようだが、若い子たちはそれも一つの遊びとして楽しんでいるようだ。
本当は家族と過ごしながらクレープを沢山食べるらしいけど、みんな学校で家族から離れているからクラスメート4名で集まった。
そのようなカトリックの習慣で、バレンインデーの日から節食を心がける前に、沢山食べる事のできるクレームパーティーを家族で楽しむらしい。
クレープは小麦粉、卵、ビールを加えた生地を焼き上げ、具材はチーズ、ハム、生のマッシュルームとか普段の生活でフランス人が食べるようなもので、日本で売っているクレープとはイメージが違う。
枚数を沢山焼いて、何枚食べたか覚えてないが、このような質素な具材だけ5、6まいは行ける。
合わせる飲み物はブルターニュ地方で有名なリンゴを発酵させたアルコール分の低い「シードル」である。
しょっぱいものを食べた後に、甘いものを食べる。
甘いクレープとしては、ヌガー、チョコ、マロンクリーム、ジャムなどをつけてデザートとして楽しむ。
コメント