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映画『ジュディ 虹の彼方に』ジュディガーランドの晩年
まさに歌姫の映画と言った感じ。
歌う事以外に何も知らないジュディ。2歳から歌を歌い始め、17歳で「オズの魔法使い」のドロシー役として抜擢。主題歌「Over The Rainbow(虹の彼方)」が大ヒットした。この歌の題名がこの映画の邦題となり、この映画ストーリーとリンクする。
都はるみが電車のチケットの買い方をわからないと一度は引退するが、そんなことを思い出す。また小さい頃から過度なダイエットをエンターテインメントを運営する大人たちに管理され、睡眠障害、ドラッグ障害、アルコール依存症に陥る姿は、同じく若くしてこの世を去ったエイミー・ワインハウスを思い出す。
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歌とダンスが体に染み付いている。わがままで、リハーサルを嫌がり、フラフラになっても舞台に上がれば、一流のステージを作りあげ観客を魅了する。
アメリカにいる二人の子供と暮らす為に、出稼ぎにロンドンでの公園にいく。しかし、子供たちとの距離は離れていくばかり。自由を求めれば求めるほど自由から遠ざかる。
渾身の演技を魅せるジュディ役を熱唱したレネー・ゼルウィガーの演技は鬼気迫るものがある。今年のアカデミー賞主演女優賞を受賞した事も当然だろう。
彼女の歌は何か心に響くものがある。男性二人組の熱狂的なファンは、ゲイのカップル。彼らの家まで行き、オムレツを食べるシーンがあるが、彼女の無邪気さというか、警戒心のなさというかを表している。
そのゲイのカップル二人組は彼女のラストシーンに大きな影響を及ぼす。
TOHOシネマズ日比谷で絶賛上映中であるが、驚くほどに人がいない。夜の歓楽街やバーにいくのは控えて映画を楽しむ筆者であった。
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