利尻富士・観光ホテル・登山レビュー【標高1,721mから眺める360度のオーシャンビュー】
北海道に旅行していた頃、観光中の香港人と話し「どこへ行ってきたの?」と聞くと、「利尻・礼文」という。日本人でありながら行った事も、知識も乏しい土地に外国人が行っている。
これは次回、北海道にいく際は必ず行ってみたいと思い、2019年の10月後半についに行くことに。
東京からは羽田空港から新千歳空港へ乗り継いで、飛行機で利尻空港まで向かう。ANAの株主優待券を使用すれば航空運賃は半額になるので、事前に新橋の金券ショップで1枚4000円で仕入れて行く。
特にこのご時世(2020年4月時点)では航空会社の株主優待券が暴落しており、1枚1000円代で購入できるので、今年の中旬から事態が沈静化すると予想される方は今のうちから仕込んでおくのも一つの方法だ。
購入は実店舗に行かずとも、ネットオークションやオンラインでの購入も可能なので外出せずとも、地方にいても購入できる。
利尻島での宿泊は、利尻富士観光ホテルにした。利尻島海の玄関口、鴛泊(おしどまり)フェリーターミナルから最も近いホテル。
実は、利尻島に関しては原付バイクで島を1周回れればいいかとくらいに思っていたが、ホテルに利尻富士登山プランという張り紙があり、1,500円で、登山口まで送迎、携帯トイレ付きという事で思いつきで決めた。
時期が10月後半で登山シーズンとしてもうギリギリと行ったところ。北海道の北部ということもあり、11月から積雪のため登山は一般ハイカーは出来ない。ホテルも11月から3月までは休業となる。
という事でオフシーズンでもう人がそんなにいない。
利尻富士登山プランに申し込む客も私1人しかいない。出発時間は朝5時30分とえらい早い。
夜明けが6時30分ごろだからまだ暗いので「なんとか遅くならないか」と聞くが、「人によっては10時間以上往復かかるので下山を考えると、5時30分から変更出来ません」というので、その時間に出発する。
なんとか早めに起床して、ホテルの待ち合いロビーで待つが、まだ暗い。
利尻山(りしりざん)の登山ルートで一番メジャーな「鴛泊コース」の登山口は約200メートル。登山口はキャンプ場があり、そこまで車で送って頂く。
誰もいない。暗い。怖い。
送ってくれた運転手の方が帰り、暗い山道を一人で移動することに。Iphoneの懐中電灯機能を使用して、夜明け前の山道を一人ですすむことに。
ちょうど台風の前日の利尻富士は霧がかかって、視界が悪い。
一番先に出発するが、明るくなると次第に追い抜かされる。合計7人くらいのハイカーにおい抜かされただろうか。こちらはハイキング用の装備で、行ったから仕方がないところもあるが、最近体重が増加し、東京の自然とはほど遠い生活で体がなまっているのを実感。
しかしながら残り者には福があるとよく行った者で、頂上で10分ほど待っていたら霧が晴れて360度の見事な視界が。
頂上にある利尻山頂の鳥居。霧が晴れ渡り雲海の上に、その姿をはっきりと現す。
登山時のマナー・注意点についてはリンクをご覧ください。
個人的な反省として、下記のような点です。
1.十分な水分と食糧を持って行こう。往復10時間近くかかる本格的な登山です。
水分を1リットり、500ミリlのペットボトル、2本分しか持って行かず、登りの途中で水分が切れて帰りがバテ出した。2リットルは必要だと思います。
2.携帯トイレは必ず(山中の水質や土壌汚染を解消するため)
利尻富士観光ホテルで登山プランを申し込むと、携帯トイレをもらう事は出来ます。コンビニなどにも販売しており、1つ400円です。登山の途中にボックスがあり、その中で用を足す事が出来ます。登山途中のボックスでは、「小はペットボトルでもOK」と書いてあります。実際、使用して見ると携帯トイレは吸収材のようなものが袋に入っており、小の時は使いにくいです。
ペットボトルは500ミlを4本持っていき、小用とする事も可能です。下山したあとのキャンプ場で携帯トイレやペットボトルを廃棄できるボックスがあるので、下山したあとにしっかり処理する事も出来ます。
3.10月は思いの他寒いので、防寒装備を備えて登山すれば良かった。
続く。
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