川湯温泉・期間限定の仙人風呂【ペンションから眺める秘湯】

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川湯温泉・期間限定の仙人風呂【ペンションから眺める秘湯】

雨が降り続く日曜。新幹線で東京から名古屋で下車し、近鉄ライナーに乗り換える。

津市でレンタカーを借りて、車で3時間30分、和歌山県の川湯温泉に到着。

早速、宿泊先のペンションの前にある仙人風呂に入る。

大塔川(おおとうがわ)の砂利を掘れば、温泉がでてくる。無料の温泉、開放感溢れる。

雨が降っているせいか、ヨーロッパ人の1家族しかいない。今日はぬるい。

入って3分もたった頃、「水かさが増えて、危ないから締めます」と言われて、ペンションの内湯に戻った。

短い体験だったが3分でも入れてラッキーだった。12月から2月末にしか入れない秘湯の湯で、期間限定だから、なかなか入る機会もないだろう。

仙人風呂 増水

冬季限定の理由は、冬場は雨量が少ないから。それでも、冬季に2、3回は砂利が崩れるので、ユンボーを入れて土手を作るらしい。費用は地元の旅館組合の方達が持ち出しで、運営されている。

昨年は気候変動の為、台風のルートが変わり、去年はペンションの2Fの半分まで水に浸ったとの事で、柱の水跡をペンションのご主人に見せてもらった。

今日は、ブラタモリでタモリさんもこられてペンションから見える秘湯が取材されたとの事だ。タモリさんは地質学に詳しく、「ここは溶岩プレートが重なりない、その重なりあった箇所に海水が温められて、それが吹き出して温泉になる」とテレビでは語っているとペンションのご主人とおしゃべりしていた。

NHKのブラタモリの影響でお客が増えたかと問い合わせたが、ペンションの名前を放映していないのでそれほどの効果がなかったそうだ。。

川湯温泉の観光客の8〜9割はヨーロッパ人らしい。日本人の私でも初めてきた秘湯によくくるものだと思うが、トリップアドバイザーやBooking.comのコメントを見てやってくるらしい。

毎年くるフランス人のご婦人、フランスで勉強したエリートのベトナム人、退役後に自分探しにきたイスラエル人などなど。大きな本を携えてのんびり仙人風呂に浸るらしい。

繁忙期は夏から秋にかけてで、熊野古道から本宮への道を上りにやってくるヴァカンスシーズンの外国人たちがやってくる。。

仙人風呂の注意事項

※ 期間中は基本的に無休ですが、降雨量等によりご利用いただけない場合がございます。


 1. 体調のすぐれない方や飲酒をされた方は、入浴をご遠慮ください。
 2.お湯には急に入らず、徐々に慣らしながらお入りください。
 3.湯あたりには、ご注意ください。
 4. 飲食は厳禁です。特にアルコール飲料等の飲酒は、危険ですので絶対におやめください。
 5.河川です。必ず水着やタオル等着用で入浴ください。裸での入浴は、刑法第百七十四条に抵触するおそれがあります。
 6.石けん・シャンプー等の使用は、禁止です。
 7.橋から先、仙人風呂側へのペットの連れ込みは禁止です。
 8.ゴミは捨てずに必ず持ち帰ってください。
 9.喫煙など他の方の迷惑になる行為はしないでください。
10.仙人風呂での盗難や事故等については一切責任を負いません。

11. 他の入浴者に無断で写真やビデオ等を撮影する事は禁止します。

ペンション夕食

ペンション名物のハンバーグ定食。指定した時間にぴったり熱々を焼き上げてくれる。

ペンション 朝食

ペンションの朝食。オーナー直々に準備してくれる。ご家族6人とパート6人、合計12人で運営されている。

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