スーパー銭湯・休業・おふろの王様・西村大臣
東京都は2020年4月13日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた休業要請の対象について、問い合わせの多かった業種の詳細を公表した。
生活インフラとして必要な施設として銭湯や飲食店、銀行は営業を認める一方、スーパー銭湯やサウナなどは休業要請の対象とした。
一覧は都の防災ホームページの「対象施設FAQ」で確認できる。
東京都と西村経済再生相がモタモタと休業要請の対象業種を調整している内に、民間企業の対応はすこぶる早い。
「日本は危機対応に必要な要素、すなわち国の結束、知力、技術力、慎重さを全て持った国だ。島国で出入国管理しやすく、対応も他国に比べると容易だ。危機が終わったとき日本は国力を高めているだろう」とフランス人の経済学者ジャック・アタリ氏が言うように、一度決まったことに対しては団結して事に望もうという事の機敏さが見られる。
という事で、東京を中心とした大手のスーパー銭湯の王様のお風呂は、4月8日から政府の緊急事態宣言発令を受けて、東京都の休業要請の対象施設が発表される前に臨時休業を決めた。

都総務局によると、銭湯は公衆浴場法で「一般公衆浴場」に規定。「日常生活で保健衛生上必要なもの」とされ、入浴料の上限も決まっている。
飲食やマッサージなども提供するスーパー銭湯は「その他公衆浴場」に区分され、商業的な側面が強く生活に必須とまでは言えないと判断したという。
そんな事は露知らず、東京の一般的な銭湯は営業していて、スーパー銭湯はなぜ営業しないだろうと考える客も少なくないようだ。
ゴールデンウィーク明けの5月7日の東京都内のある銭湯では、自粛疲れの癒しを求めて普段より多くの来客がみられた。長い間、我慢していたのだろうか中には30分もかけて髭剃りする年配の利用客も。顔の皮膚が削られすぎてしまうか心配になるほど銭湯での髭剃りを待ちわびていたのだろう。
王様のお風呂を最後に利用したのが緊急事態宣言が出る前の4月6日。この時、すでに来客はすくなかった。いつもアカスリをお願いしているEさんと会ったのもこの時が最後。
「お互い体に気をつけて頑張ろうね」と握手を交わしてお別れした。
まさかあれから1ヶ月以上も店が閉まっているとは思わなかった。本サイトの読者でもあるEさん、お元気であるなら是非お問い合わせ欄からご連絡くださいね。コメントは公開されませんので。

岩盤浴コーナーにある「炎の間」で行われる「プロジェクションマッピング≪ロウリュウ≫」が人気の王様のお風呂大井町店


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