登別温泉・第一滝本館【体育館ほどデカイ】
苫小牧の居酒屋で名物のホッキ貝とチップ(支笏湖で取れるヒメマス)を食べながら料理長を話す。
料理長、この辺でどっかおもしろそうなところありますかね?
やっぱり登別温泉ですかねー。第一滝本館の温泉なんか体育館ほど広いですよー
われわれにとって広い温泉っていったらあれくらいですよ。都会にいってデカイ風呂があるって行っても大した事ないでしょうか。デカイ温泉というのは体育館ほどある温泉でなきゃね。一度行ってみてくださいよ。驚きますから。
そう聞いては、温泉好きの私としては行くしかない。北海道を車で走らせていると感じるのは「この大地と空の広さ」。まさに松山千春の歌にあるように本州とは違う広大で、全ても受け入れるような寛容な大地を感じる。
今いる苫小牧から高速道路を使えば1時間30分ほどで行ける。
登別温泉なんて入浴材でしか入った事ないが、あの名高い登別温泉に行ってみたいという衝動が湧き上がり、足を運ぶ事にした。
高速を降り、登別温泉の入り口で大きな赤鬼像が迎えてくれる。地獄谷があるので「地獄の番人」ということなのだろう。地獄へようこそ😀
第一滝本館のすぐ目の前にある「泉源公園」。間欠泉が吹き出すようすを目の前で見ることができます。
約3時間の間隔で迫力ある音・湯気とともに、勢いよく噴き出す間欠泉を見ることができます。
地獄谷には無料で案内してくれるガイドさんがいて、約30分ほどかかるコースを案内してくれます。
写真は「大湯沼」です。ちょっとしたハイキングのような感じなコースなので、スニーカや動きやすい格好をしていった方がいいでしょう。
「大湯沼」は周囲1キロメートル。深さ22メートル。湯の沼の表面温度は50度、最深部は130度にもなります。
「中州に入ると埋まります」という注意書きもあります。
最近のインスタグラムなどの流行もあってインスタ映えを狙って中に入ろうとする外国人が火傷して救急車で運ばれる例もあったとのことです。くれぐれも気をつけましょう。
第一滝本の大浴場からも「地獄谷」は眺められますが、やはり間近にきて見る迫力とは違います。
第一滝本館から地獄台へ向かうコースの途中、鬼の親子が出迎えてくれます。
第一滝本館・名物の太鼓チーム「北海いでゆ太鼓ショー」が毎晩奏でられます。
太鼓打ちのリーダーが言っていたのは、「登別はなんと行っても温泉です。この温泉があって多くの人が登別に来てくれる。だから私たちはこの温泉を守り抜いていかなければならない」と。印象的な言葉でした。
登別温泉の語源や歴史、なかなかブログで書けないようなマル秘話しは経験のある無料ガイドさんがお話してくれます。登別温泉を訪問された場合は、地獄谷コースを巡ってガイドさんに案内してもらうといい勉強になりますよ。
外国人にも人気の登別温泉です。今では顧客の9割が中国と韓国からの観光客と言われています。ですので、コロナ騒動では本当に大きな影響を受けているのだと思います。
またこの状況落ち着きましたら、また訪問できる日を待ち望んでいます。
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