菊水山の由来|91年前に作られた幻の菊水紋

神戸市兵庫区にある菊水山。
神戸アルプスの山のひとつとして知られています。

しかし、この山の名前がついたのは比較的新しく、
今から 91年前の昭和10年(1935年) のことでした。

この年、楠木正成公を顕彰する
大楠公六百年祭が行われました。

その際、それまで 城ヶ越山(じょうがこしやま) と呼ばれていた山が
菊水山へと改名されたのです。


目次

菊水山の名前の由来

菊水山という名前は
楠木家の家紋である 菊水紋 に由来します。

六百年祭の記念事業として

  • 山頂に「菊水山」の石碑を設置
  • 山腹に菊水紋の形で松を植樹

という計画が行われました。

つまり菊水山は
楠木正成公を象徴する山として整備された山でもあります。


山に描かれた「菊水紋」

当時、山の斜面には
菊水紋の形になるように松が植えられました。

神戸の街から見上げると
山肌に菊水紋が浮かび上がる。

そんな構想だったとも言われています。

しかし実際には

  • 松が育つ前に周囲の森林が成長
  • 山の樹木に覆われた

そのため
神戸の街から菊水紋の形を見ることは
ほとんど出来なかったと伝えられています。

まさに

幻の菊水紋

と呼ばれる存在です。


菊水山の朝

私は毎朝、この菊水山に登っています。

今朝も山頂で朝日を拝むことができました。

その朝の様子を動画に記録しています。


菊水山は神戸アルプスの山

六甲山系の山々は
かつて「神戸アルプス」と呼ばれていました。

急峻な尾根と起伏の多い地形が
アルプスのようだと例えられたのです。

菊水山もその山並みのひとつです。

神戸の街のすぐ近くにありながら
深い歴史を持つ山でもあります。


まとめ

菊水山という名前は

  • 昭和10年(1935年)
  • 大楠公六百年祭
  • 城ヶ越山から改名

という歴史の中で生まれました。

そして山腹には
楠木家の家紋である菊水紋を描く松が植えられました。

しかしその形は
神戸の街からはほとんど見えなかったとも言われています。

幻のように語り継がれる
菊水の松。

今もその歴史は
菊水山の山頂に静かに残っています。

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