ベルギーチョコレート物語・4大発明・ブリュッセル〜ブリュージュ
Lille Europe駅までレンタル自転車で30分以上かけて走行した。
電子掲示板にはブリュッセルと表記がないので戸惑う。
なんでもMidiStationという駅名がブッリュセルの中央駅とわかるのに時間を要した。
北フランスのリールからブリュッセルへはTGVで30分と近い。
日本語教室に通っているベルギー人の女性は毎日通勤で通っている。
TGVの隣のシートにセクシーな美女が座り、ラッキーと思う。香水ではないのだけど、なんか石鹸のようないい香りがする。よくこの香りはフランス人からする、石鹸?、香水?、わからないけど嫌味ではない香りだ。
旅先はいつも何も調べずに、行き当たりばったりで現地で情報収集する主義。
せっかく隣に美女が座ったので、ベルギーの事について尋ねた。
彼女は、ルーベにある大学の修士課程の学生で、今インターシップ期間中らしい。今はリール在住で車を所有しているとのこと。家が裕福なのだろう。彼女いわく、「EU本部とそのまわりの大使館がブリュッセルで一番すき」ということなので、そちらに向かう。
ブリュッセルMidi Stationは殺風景?
Midi Stationに着くと、駅周辺はなにも風景らしいがみえないのと、案内表示がない。
インフォメーションもなさそうなブリュッセルは本当に観光地なのかと疑う。駅周辺では日曜マーケットが開催されており、衣服から食品までなんでも安い値段で見つける事ができた。
トラムにのりEU本部まで向かうが、訪ねた運転手が適当な返答でチケットを買ったが、あとで「EU本部知らない」ことになった。バスから大きな門が見えたので、そこで降りる。
それが、ブリュッセルの凱旋門(Cinquantenarie)だった。Auto World美術館も併設されていて、フェラリー展をみる。車に興味はないが、Minervaのシンボルはかっこいいと思った。
そのまま門を下るとEU本部がり、バルセロナのテロリストのためだろうか半旗になっていた。WIFIがないのが辛いところで。
すこしグーグルマップをみながらGrand Plaisに向かい、ああここが一番の観光地なんだろうと思う。ベルギーチョコレート、ワッフル、小便小僧があった。Manneken-Pisというのか。
世界3大がっかり名所になっているそうだ。他の2つはなんだろう。
ブリュージュのチョコレート博物館で4代発明を再発見
ブリュージュはチョコレートを産業化した街らしい。チョコレートの4大革命の説明もあった。
- ココアの発明 (1828)
これまで飲みにくかったチョコレートからココアとココアバターを分離する事を発明しました。 - 固形チョコレートの発明 (1847、イギリス by ジョセフ・フライ)
ココアに砂糖と分離したココアバターを混ぜ、チョコレートの原型を作りました。分離した物を混ぜ合わせるという発想が面白いですよね。 - ミルクチョコレートの発明 (1975, スイス by ダニエル・ピータ)
牛乳でなく、粉ミルクを使用した事がミソです。この粉ミルクを提供したのが、かの有名なネスレです。 - コンチェの発明 (スイス by ルドルフ・リンツ)
攪拌しながら練り込む作業で滑らかなチョコレートを作りました。リンツのリンドールは今でもスイスチョコレートとして有名ですよね。
という事で、チョコレート4大革命のうちの2つを発明したスイスは今でもチョコレートを生産国として有名です。チョコレートミュージアムの続きです。
ココアとかカカオって発音があるが、いろいろな説があるがマヤ人の文字などからあるらしい。あとはOlmec wordといのから由来するらしい。
広まったのはスペインのアンネ姫が、フランスのフィッリプ王子に嫁いで、フランスの宮廷の中でココアを飲む文化が広まったのが始まりとのことだ。
なんでベルギーがチョコレートで有名かといえば、カカオ豆が輸入されるオランダ港にちかいからだろうという説らしい。
ベルギーはプラリネなどチョコの中にナッツの加工物などを入れてつくるものなどを発明した革新的な国だそうだ。
個人的にはベルギー庶民が利用するチョコラティエのチョコが美味しかった。
値段も品質も観光客が利用するショコラティエとは切り分けられています。
地元の人に愛されているショコラティエ・スペゲラエール
ブリュージュを朝から散策する。運河の街、ブリュージュ。
運河に沿って歩くと、写真撮影にぴったりの街並みが見えてくる。回転する橋には驚いた。どうやって橋に指令を出しているのか。
Mineral Water Parkは歩いていて気持ちがいい。散歩していると次から次へとガイドに付き添った日本人観光客がいる。多分、日本人に人気の観光地なのだろう。日本人ツアー観光客の格好の特徴はビニールのパーカーのような軽くて、カバンにしまえる上着をきているご婦人が多い。またカバンはたすき掛けで、やはりこれも旅行代理店の指示かなと思った。やはり言葉ができると世界が広がる。
白鳥は餌付けされていて、人に慣れている。スマホを向けても逃げはしない。
Snuffle Hostelで紹介されてチョコレートは本物だった。
家族経営で地元の人に愛される手作りのチョコレートのお店はショコラティエ・スペゲラエール Chocolaterie Spegelaereいう。
コマーシャル主義でない地元の人に愛されているチョコレート店。マシュマロチョコ(ダークとミルク)を買っても、1.7 EUR(200円くらい)しかしない。大袈裟なようだけど、地元の人に愛されているのが伝わってくる、ショコラティエだった。
接客担当のオーナーの奥さんと思われる女性も流暢に英語を話、サービス精神に長けている。1.7 EUR(200円くらい)買わない客に対して。ここからもサービス業とは何かを学べるのではないか。自分がオーナーなら自分のしたいようなお店にできる。
最初はバスで移動していたが、駅からホステルまで近い事がわかったので、徒歩で駅まで。
途中の風景を眺めながら気持ちいいエクササイズとなる。
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