義務教育とダイエットの敗北…
昨日、岡田斗司夫さんのYoutube動画を観て面白かったので、その紹介記事です。
私の中で岡田斗司夫さんと言えば、「レコーディングダイエット」を書いた著者で、もう10年くらいになるだろうか。レコーディングダイエットとは、一日に人間が消費するカロリーと摂取するカロリーを考えて、目標の摂取するカロリーを設定し、食事毎に摂取する食べ物カロリーを手帳に書いていく事ものである。
もう10年近く、自分の手帳に毎朝の体重と食べた物のカロリーを記録していいる。
で、結果はどうだったかと言うと、レコーディングダイエットを初めて最初の2年くらい体重は減りはしないが、維持して、自分のスタイルにあった別の手法を取り入れて、40kgが体重を落とした。
そのダイエットのやり方に関しては、この記事では省略するが、理由としては、7年くらいその減量した体重を維持し、2年くらいかけて25kgくらい戻ったので説得力にかけると思うからである。
久しぶりに観た岡田さんの動画でも、一時は減量に成功してレコーディングダイエットの本を出版されたが、現在は何か元の体重に戻られたように感じる。
私にとっては、ダイエット本の著者の印象が強い岡田さんだが、その活動は幅広く、オタクに関する事から、独自の視点で観た社会に関することまで網羅する。
昨日の動画では、義務教育の歴史について語られていた。
義務教育のはじまりの歴史は、1800年前後にイギリスを皮切りに起こった産業革命に遡る。農業社会から工業社会への変化に伴い求められる人材育成が急務とされた。
19世紀のイギリスの社会学者、アンドリュー・ウールは次ように分析しています。
「いったん成長期を過ぎてしまったら、農民の子でも職人の子でも、優秀な工場労働者に仕立て るのは不可能である。若者を、あらかじめ産業制度用に育てられれば、あとの仕込の手間が大幅 に省ける。すなわち公共教育こそ、産業社会には不可欠である」
食べ物でも、音楽でも、従順さでも、多感な時期の受けた影響と言うのは多大です。例えば、小さい頃から酒といえばチリの銀鮭を食べてきた人たちにとっては、その脂身や色が本物の鮭として美味しく感じられ、北海道の秋鮭を食べても、脂身が少ないとスーパマーケットにクレームをいれる程です。
アメリカの未来学者であるアルビン・トフラーはもう一歩踏み込んで分析しています。
「公共教育である義務教育は、読み書き、算数、歴史を基本として教えますが、それは「表のカリキュラム」である。その裏には、もっと大事な裏のカリキュラムが隠されている」と言う。
トフラーの分析、裏のカリキュラムの主な3つ
- 時間を守る事
- 命令に従 順な事
- 反復作業を嫌がらない 事
以上の3つは、今でも産業主導の国では守られている。この3つが、流れ作業を前提とした工場労働者に求められて いる資質だ」 とトフラーは説く。
岡田さん曰く、「 義務教育の目的として、もっとも大切な事は知識の修得ではなくて、集団生活を学ぶ事だ、とは よく言われる事です。 が、「集団生活を学ぶ」と言うのは、実は工場で機械的な集団作業をこなすための練習だったの です。つまり流れ作業員養成用特別システム」だと言う。
時代は変わり、いつでも、どこでもインターネットやスマホで情報収集できるようになった。いつでも、どこでも仕事ができるようになり、東京で暮らし満員電車でオフィスに通勤する意義が薄れてきた。
ダイエットにしても、ただ人の情報を取り入れてもうまくいかず、この自分の体と心にあったスタイルを確立しない事はにうまくいかないと体験しました。そして、それから環境の変化に適応できずに、元の体重に戻りつつある。
小さい頃から従順に育ててられた人間にそのような事を急に言われても、困ってしまうのですが、義務教育もダイエット手法も新しい環境に順応する事が求めらている。
コメント