ブラジル・ポルトアレグレ舞台の映画・ぶあいそうな手紙
現在公開中の映画「ぶあいそうな手紙」を鑑賞してきました
理由としては、映画のレビュー評価が高かった事もありますが、映画の舞台がブラジルのポルトアレグレだった事があります
初めてブラジルに出張したのがポルトアレグレでした
BRASKEMという会社の本社があり、そことの打ち合わせでサンパウロを経由していきました
日本からブラジルのサンパウロまでは飛行機で24時間かかります
当時務めていたA社は基本エコノミーで、1人で出張し、到着してすぐに仕事でした
元々はブラジルの同僚がアテンドくれる予定でしたが、電話での「アミーゴ大丈夫だ、心配するな」といった翌日に
2週間もバケーションでばっくれてしまいました。
大クレームし、代わりにアメリコという同僚が現地でサポートしてくれました
日系人の多いブラジルですが、やはり日系人の約束とブラジル人の約束の確かさというのは違います
Japanese Promiseと言って、日系人の行う約束は現地でも信頼されているのです
最近は日本人でも当てにならない事が多いですが
会社の上司でHさんは、後からブラジル入りして、空港へつくやいなやビールを飲んでくつろいでいました
中年のサラリーマン営業は若手ばかりを鵜飼いのようにこき使い、自分は働かないで高級だけもらう、今もそんなところではないでしょうか
当時はまだ世間知らずで、世の中の事を何もわかっていない頃ですから、とにかく目の前にある仕事を責任感を持ってこなすだけで精一杯でした
サンパウロからポルトアレグレに移動する時は、同僚のアメリコはなかなか空港につきません
電話をして「早くしないと、飛行機が出てしまう」と言っても平気で遅れてきます
ああ、ブラジル人っていうのはいい加減なもんだなと思っていたら、飛行機がなかなか飛び立ちません
空港のテレビではブラジル代表のサッカーの試合が流れていて、みんなそれに目が釘つけです。あとで聞いて見れば、飛行機のパイロットも試合が終わるまでは飛行機を飛ばさなかったのです
アメリコは最初からそれを知っていて、2時間くらい遅れて空港に着いて「な、大丈夫だろ」とケロっとしていました
そんなブラジルですが、そのいい加減さから契約書だけでは事細かに書かれています
日本のように口約束で信用できる人たちではないですので、契約で縛らないと安心できないっと言ったところでしょう
そのような背景を知りながらこの映画「ぶあいそうな手紙」を見ると、また面白いものです
おじいちゃんの淡い恋のお話。なかなか懐が深く、相手を受け入れる、許すところは考えさせられます

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