人間は自然を感じてこそ活きる・早朝の六甲山全縦走で出会う人々
梅雨も明けた8月
昼間は暑いが早朝6時ともなれば冷んやり涼しい
街の方から山道へと入ると
緑の葉で覆われた日陰は涼しく、新鮮な空気を体いっぱいに浴びる
緑と新鮮な空気に覆われて
上り坂で汗をいっぱいにかいて
血の巡りが活発になり、身体中に行き渡る
脳細胞が生き生きと活動しだして、体中がエネルギーで満ち溢れてくる
毎日行き交う修行僧のようなハイカー
白犬を連れて軽い足取りで伊賀の忍者のように通りすぎていくおじさん
縦一列に並び毎日のように何年も登り続けるご夫婦ハイカー
頂上で朝6時から1時間に渡り体操をするご婦人
自然の中で心を無心にして歩き続けると、この世の中で生産しているものがほとんど無価値だと言うことに気がつかされる
ビジネススクールでマーケティングを学んでいた時は、如何に無価値のものに価値をつけるかばかりを考えていたが
そう言うものが必要だ、価値があると思いこませて、または条件を作り、効果があるように思もわせるのは、結局そのような仕組み作りを行っているから
自分が仕組みを作っている方の人間なのだからよくわかる
価値があるような、効果があるような条件を、先に作って置いて、それを買わずはいられないようにさせる
人間がお医者が必要だ、お薬が必要だ、と言うのも、人間が自分自信で病弱になる環境を作り出しているから必要になってくるだけの事で
病気のない人間にとれば、医学も医者も必要がない、と言うのと同じ事です
最近の製薬会社が何をしているかと言えば、病気を作っておいて、薬がいるような条件を作り出している
製薬会社の友人に言わせば糖尿病予備軍なんてものは最近のヒット商品であり、それで大量のお薬を買ってもらう
都会人の脳は麻痺し、心はマスコミが流すニュースに取り乱され、もう何でもないと言う条件を整えるだけで
何でもあるかのように頭が錯覚して騙されて、何でもないと言う事実を直視しようとはしない
それに迎合する企業、便乗してもうける商人ばかりが横行する世の中になっている
知識ばかりで頭がでかくなり、自然が教えてくれる人間本来の感覚を忘れてしまった人間のひとり相撲
結局、人間がその知恵と行為を用いて、何か悪い事をする
悪い事をして置いて、それに気がつかないままに散らかして置いて、その悪い事をした結果が出てくると、それを懸命に訂正しようとする
その訂正した事が効果をあげると、いかにもそれが価値がある立派なものように見えてきて、そんな繰り返しを、飽きもせずにやっている
科学者にしたってそうですね、
例えばスターウォーズのデス・スターを開発した博士は、娘を殺すと脅されて大量殺人兵器のデス・スターを作る。作った後にこれはよくない事だと言う事で、その破壊方法を娘に託す。娘はデス・スターを破壊する為に、結局死んでしまう。
これが、科学者の実態だと思います。
早朝6時に山の頂上に毎日のようにいる人たちを見たときに、彼らの偉大さと、世の中で今騒いでいる事がどうでもいいように見えてくる
自然の中で、いい空気を吸って、汗をかいて、体の中にエネルギーを充満させて、脳を活性化させる
山の頂上で毎日ように修練を繰り返している方々を見ると、この世の中の表ではない水面下に育まれた逸材がいることに気づかされるのです




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